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ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

オフサイド - ターミネーターしか判断不能か?~前編

3級審判めざしての実技割当の高校生の練習試合でこんなことがありました。

 

副審(A1)を務めていた自分の目の前で(タッチラインからほぼ2m程度の距離)明らかにオフサイドポジションにいた攻撃側選手の前に、ゆる~いバウンドボールが近づきました。最終ラインを作っていた守備側選手は、彼がボールに触れてオフサイドになるだけと、プレスもかけずに静観していたところ、オンサイドにいた攻撃側味方選手から「触るな!」の一声。

 

ゴールに背を向けて、ゆっくりとバウンドしながら近づくボールを自分の体の正面でトラップしようとしていた、そのオフサイドポジションの攻撃側選手は(つまりボールはゴール方向を向いている守備側競技者からも正面にあり、よ~く見えていたのですね)さっと身体を横に向けボールをやり過ごしました。

 

それを見たオンサイドポジションの攻撃側味方選手の一人が守備側の最終ラインの間を猛ダッシュで通過!「まじかよ~!」と慌てる守備側選手たちを置き去りにして、そのままボールを奪ってゴールに向かってドリブルしました(その結果は思い出せません。あまりにこの事象が印象的だったため。歳のせいではないかと。はは。)

 

この一部始終をまるでスローモーション再生を見るかのように監視していた私はフラッグアップをグッとこらえてオフサイドが成立する瞬間まで待っていました。(で、結局成立しなかったわけです)

 

この事象は当日のインストラクターの方から唯一、褒めていただいたレフェリングとなりました。いわく「Wait & See」がちゃんとできていたと。

 

お褒めいただいて嬉しいものの、実はその時、オフサイドポジションにいた攻撃選手の行動がオフサイドの反則にあたるのでは?と思いながらフラッグアップすべきか躊躇していた私だったんです。これが真相なんです。

 

その時の私は、オフサイドについての「審判員のためのガイドライン」のある条文を思い出していたのです。それは:

 

●〝 相手競技者に干渉する〞とは、明らかに相手競技者の視線を遮る、相手競技者の動きを妨げる、しぐさや動きで相手競技者を惑わす、または混乱させると主審が判断し、それによって相手競技者がボールをプレーするまたはプレーする可能性を妨げることを意味する。(下線筆者)

 

という条文です。

 

私が監視していたオフサイドポジションにいた攻撃側選手はボールに触ると見せかけて、触らない「フェイント」で、まさに「しぐさや動きで相手競技者を惑わす」ことをやったのではと思ったわけです。

 

今回ご存じのように、2013/2014年 競技規則の改正において第11条-オフサイド競技規則の解釈の変更が行われました。

 

後編では解釈の変更を踏まえ(上記私が体験したことも交え)、オフサイドの「真実」に迫ります(って大袈裟な)

 

では、I'll be back.