「はね返った」ボールと「意図的にプレーした」ボールの見分け方
昨日は小学生チームの練習試合で主審と副審を務めました。
どうも夏バテ気味(食欲はあるんですけどね)でリハビリも兼ねて15分一本に臨みました。
で、副審を務めていた時、オフサイドの見極めで「間違えてたかも」の反省です。
場面としては攻撃側選手が相手ゴールへ向かって左横ゴールライン付近までドリブルでボールを持って上がっていきました。この時点で、守備側ゴールキーパーがゴールラインから数えて一人目、ボールを持った攻撃側選手が2人目です。ここではボールがオフサイドラインになっていますので問題なし。
と、次の瞬間、ボールを持った攻撃側選手がゴール前にいた味方選手へ低く強めのパスを出しました。そのボールが守備側選手に「当たり」はね返り、そのパスを出した攻撃側選手へボールが転がりそのままゲット。で、この時点でボールをゲットした攻撃側選手は「2人目」なので完全にオフサイドポジションです。
さて、またまた登場の競技規則ガイドラインです。
“その位置にいることによって利益を得る”とは、次のようにボールをプレーすることを意味する。
(ⅰ)ゴールポストやクロスバー、または 相手競技者からはね返った、または それらに当たって方向が変わってきた ボールを、既にオフサイドポジションにいる競技者がプレーすること。
(ⅱ)相手競技者が意図的にセーブして、 はね返った、方向が変わってきた、 またはプレーしたボールを、既に オフサイドポジションにいる競技者がプレーすること。
相手競技者が意図的にプレーした(意図的なセーブは除く)ボールを、既にオフサイド ポジションにいる競技者が受けたとしても、その位置にいることによって利益を得たとは判断しない。
今回は(i)のケースで「 相手競技者からはね返った」ボールなのでオフサイド成立フラッグアップすべきでした。なぜしなっかたか?パスを出した攻撃側選手とボールが当たった守備側選手に距離がそれなりにあると感じたからです。
でも、やはり振り返るとオフサイドとなる、 「相手競技者からはね返った」とすべきです。ポイントはボールをコントロールしようとしていたかです(結果が意図通りでなくても)。で 「相手競技者からはね返った」と結論したのは:
1)空間的な余裕があったか。
2)時間的な余裕があったか。
を考慮したからです。
1)は例えば2m程度の距離から蹴られたボールには反応できない(プレーできない)ので、「はね返った」ボールとなる。で、逆に10m程度の距離ならプレーできるボールとなる、ということです。
ところがこれもボールのスピードによってぜんぜん結果は異なるでしょう。2m程度の距離でもコロコロボールとか10mの距離でも弾丸ボールだったりと。これが2)「時間的な余裕」の意味するところです。
で、昨日のケースです。
距離はあった(空間的余裕)けど、非常に速いボールで反応するまえに(時間的余裕がない)守備側選手に当たったって感じです。
フラッグアップしなかった時、誰からも異議は起こらなかったのですけどね。ここは反省です。
修行あるのみ。
では、I'll be back.