サッカー審判やって凹んだら
「あ~今日も完璧だったなあ~」という試合はないほど審判やったあとは反省しきりです。
それは幾多の試合こなした上級審判の人も同じで、何百試合審判やって自分で及第点出せる試合は2~3試合あるかないかだそうです。
審判やったあとは正直、落ち込むことしきりです。それは原因として:
①あきらかなミスを犯してしまった。
②選手やベンチや観客から異議の声が上がった。
③他の審判やインストラクターの方から厳しい指摘があった。
等が挙げられます。
誰でも思い当たることがあると思います。
以前にも書きましたがいわゆる「ゆるい試合」だったり、審判員として課題を持って臨まず「誤魔化したり」して、結果難を逃れたなんてこともあります。
でも、それではいつまでもたっても技術向上も審判員としての持つべきメンタル・タフネスも養えません。やはり勇気が大切ですね。
凹むようなことがあっても、大切なことは:
①ミスは素直に認め受け入れて冷静に振り返る。
②異議に対しては試合中は毅然とした態度で、しかし試合後はなぜ違和感が選手やベンチや観客から上がったのか考えて分析してみる。
③審判仲間やインストラクターの方々のアドバイスはまさに金言。有り難く拝聴しましょう。ただ自分の判断とアドバイスが異なる場合は、自分はどのように考えて(事象を捉えて)判断したかは誠実に(反感をもってではなく)説明して、そのうえで素直にアドバイスを受け入れましよう。
といようなことかと思います。
あと、凹んだ時に大切なことは必要以上にくよくよしない、自分を責めないことです。
試合後に「やっちまった~」ということがると、「ぜんぜん進歩しないな~」と思いがちです。また「あの人は巧くできているのに自分はダメだな~」とか他の審判員と自分を比べたりとかしがちです。
進歩はしています。チャレンジしている限り。基準は自分と他の審判員との間にあるのではなく自分の課題の達成具合にあるはずです。去年とれなかったファールがとれるようになったり、動作ができるようになっているはずです。真摯に審判に取り組んでいるなら自信を持って胸をはって次の試合に臨みましょう。
審判員は人間なので(ターミネーターではないので)必ずミスから逃れることはできません。1級審判員でもJリーグのプロフェッショナルレフリーでもFIFAの国際審判でも4級審判員でもそれは本質的には同じです。
ミスを受け入れそこから真摯に次のチャレンジを目指そうではありませんか!
何より1試合でも多く審判員をこなすことが凹んだ気持ちを盛り返す唯一の方法です。試合経験を積むことでしか審判員として成長することはできないと思います。
このブログで書いたことすべて読んでも1試合で審判員を務めた経験から得られることに到底及びません。
凹んで当たり前。凹まなきゃ審判員じゃない。明日へむかってチャレンジしましょう。
では、I'll be back.