ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

競技者の用具チェック - 読むのと見るのでは大違い。

今週末も暑い日が続きました。二日とも審判を務め、いい具合に?日焼けしました。

 

さて先日の公式戦のこと。整列してから用具チェックしていたら3級の副審の方が両チームのショーツとストッキングが同色であることを発見。片方のチームがサブのユニフォームを持ってきていなかったので、別のチームの方にお願いしてショーツとストッキングを着替えてもらうことに。

 

(そもそも競技規則上問題なのですけど「柔軟な対応」もありかなと思いつつも)オフサイドの判定上、そのままでは試合を開始できないので交換となったわけです。

 

その時、その着替えを行ってもらっているチームの監督さん?から声が上がりました。

 

「主審、そっちのチームのキーパーの服装はどうなんだよ!」

 

いやいやいきなりタメ口ですか(苦笑)。で、何のことかと思いキーパーの用具を頭からつま先まで見ると・・・うん? そうなんです、ストッキングの色がフィールドプレーヤーと同じ色だったんです。

 

「競技規則上だめだろがー!」

 

うーん、突然着替えをお願いしたので御機嫌斜めですね(苦笑)。で、当該チームのベンチに訊くと替えはまたもや持ち合わせなし。ここはそのまま試合を始めるしかないという判断。

 

反対ベンチに行って持ち合わせないのでそのまま開始しますと伝えると案の定?

「持ち合わせないって・・・」と言い始めたのでそこでソフトトーンからちょっとだけハードトーンへスイッチ切り替え。

 

「主審が判断しますから(それ以上は異議なしで)」

 

で大人しくベンチにお下がり頂けました。

 

この場合の反省点は二点。

 

1)整列する前に用具の問題に気付いておくべき。

2)ベンチから指摘される前に用具の問題に気付いておくべき。

 

1)~2)については私が事前に気付いて両ベンチへ「調整」をしておけば起こらなかったことです(片方の監督の「タメ口=フラストレーション」も防げたはずです。)

ここは反省です。

 

競技規則は次の通り。

 

第4条 競技者の用具


安全
競技者は、自分自身または他の競技者にとって危険な用具を用いる、あるいはその他のものを身につけてはならない(あらゆる装身具を含む)。

基本的な用具
競技者が身につけなければならない基本的な用具は次のものであり、それぞれに個別のものである。
●袖のあるジャージーまたはシャツ――アンダーシャツを着用する場合、その袖の色は
ジャージーまたはシャツの袖の主たる色と同じでなければならない。
●ショーツ――アンダーショーツまたはタイツを着用する場合、その色はショーツの主
たる色と同じでなければならない。
●ストッキング――テープまたは同様な材質のものを外部に着用する場合、着用する部
分のストッキングの色と同じものでなければならない。
●すね当て
●靴


すね当て
●ストッキングによって完全に覆われている。
●ゴム、プラスチック、または同質の適切な材質でできている。
●それ相応に保護することができる。



●両チームは、お互いに、また主審や副審と区別できる色の服装を着用しなければなら
ない。
それぞれのゴールキーパーは、他の競技者、主審、副審と区別できる色の服装を着用
しなければならない。

 

(下線筆者)

 

試合後には着替えをしてもらったベンチに向かって「(着替えの)ご協力ありがとうございました」と一言。ここは審判の至らなさをカバー頂いたことに感謝の意もこめて。

 

文字が映像になってないとダメなんですね。反省。

 

では、I'll be back.