ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

ワイルドサイドを歩け!

本日は自チームの帯同で主審を。

 

昨日、仕込んだ石鹸水(液体せっけん + 水。 割合はテキト―です。)をスプレーボトルにいれて持参。

 

直前の試合が後半になったタイミングで自分が主審務める両チームを探して頃合い見てコーチの方に「試合球いただけますか」と言って先に出してもらう。で、本部席の傍らで空気圧計測のために空気圧計をとりだして針にスプレーでシュー。

 

本日の会場は人工芝なので気圧を0・85に設定しました。

 

石鹸水スプレーのおかげかとても滑らかに針も入り、これは使える!(って騒ぎすぎ)と一人ほくそ笑みながら、空気入れの職人と化してました。ただ、風が強いとスプレーから出た石鹸水が狙った個所以外にもにかかってしまうので要注意です。

 

あと針のスペアは空気入れだけでなく、空気圧計も必要。針の種類が違うのでこちらも要注意です。

 

と、ここまでが本日のレポート。

 

では、GWに主審を務めた試合での第2弾。

 

それは「レフェリーサイド」という考えについてです。

 

試合前の打ち合わせで「レフェリーサイド」、「アシスタントサイド」という区分けをして分担を確認することがあります。例えばタッチラインを副審の担当サイドと主審担当サイドに分けて、基本どちらのシグナルに合わせるのか、ゴールラインの副審から見て遠いサイドは「レフェリーサイド」なのでコーナーキックなのかゴールキックなのかを主審がリードして見極める等々です。

 

私は試合前の打ち合わせで、特にレフェリーサイドとかアシスタントサイドとか区分けして分担するようにはしません。で、差し違えを防止するためにも、「副審と異なるジャッジをする場合は笛を吹きます。その場合はフラッグを下ろして私のシグナルに合わせて下さい」とお願いします(お願いしていました)。

 

さて上記の笛の使い方はいかにも「主審が責任もって決める!」といっているようではありますけど、この私の考えがインストラクターの方から「チームプレイになっていない!」のお叱りを受ける原因となってしまいました。それは・・・以下の私の主審としてのマネジメントについてです。

 

右サイドから相手ゴール前に迫っていた攻撃側選手が守備選手と競り合いながら結果、私のちょうど目の前で、守備側選手のワンタッチがありゴールラインを割りました。コーナーキックです。

 

でA1の方を見るとちょっと遅れてコーナーアークまで来るとゴールキックのシグナル。「エッ~!」って声が攻撃側選手から上がり、そのタイミングで私は笛を吹いてレフェリーコール。コーナーキックを指示しました。

 

これ、インストラクターの方にご指摘受けるまでになく主審として二重に拙いマネジメントです。

 

つまり、

 

1)主審の目の前でコーナーキックになったことが分かっていながらシグナルを出さず(もしくは笛を吹かず)結果、副審に誤ったシグナルを出さしてしまった。

2)選手の「違和感の声(異議の手前)」の後に副審のシグナルとは逆のコールを行うことで審判チームへの不信感を招きかねない。

 

という「ダブルフォールト」なわけです。

 

試合後、インストラクターの方からは「主審が早くコールしないから副審のメンツを潰す結果になった。審判団としてのチームプレーになっていない!」の厳しいお言葉が。反省・・・です。

 

「副審に任せる、という考えではダメ。主審はすべて自分で責任もって判断できるように」とは仰せのとおりでございます。

 

差し違えを恐れるあまり、主審として積極的にチャレンジする(=どのサイドでも主審として責任をもって率先して見極めて適切なタイミングでシグナルを出す)ことが疎かになっていました。そもそも「副審と違うシグナル出す時は笛吹きますね」って後出しジャンケンです。再反省。(もちろん副審が見えてないプレーでは笛を吹くこともありますけど、それはあくまで例外です)

 

審判デビューしたてのころは副審として「シグナル出し間違えたらどうしょう~」と不安を口にしたら、「主審が見ているから大丈夫」って監督に背中押されたのに、自分は主審として副審に「お任せ」ではダメですね。

 

同期のKさんにも「レフェリーサイド」なのに副審の方にいちいちアイコンタクトしているとのご指摘を受けてレフェリーとしてリーダーシップを発揮する!と意気込んで臨んだ試合でしたけど・・・まだまだですね(ライン際のきわどい見極めならもちろんアイコンタクト必要ですけど、それ以外は主審にまかせろ!です)。

 

失敗を恐れず世間?の目を恐れず、主審(=唯一の決定者)として、これからも「荒野」を行く勇気を持ちたいと思います。

 

では、I'll be back.