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ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

サッカー審判員 「適性」と「対策」 ― 自分の「クセ」を知れ!後編

さてさて、「クセ」についての完結編です。

 

「クセ」=「ものの捉え方や見方についての、その人特有の傾向」と定義付けして前回から見てきましたね。

 

前回コンピテンシ―に短く触れましたけど、この「その人特有の傾向」「資質」こそコンピテンシ―とも言えるでしょう。でも、このことを深く語り始めると底なし沼になるのでやめておきます。ひとつ言えることはこの傾向=クセは本人には気付き辛いもしくは本人にすら普段は捉えることのできない自分の内面であるということです。

 

なので、前回の最後に触れたようにどのようにそれを把握するかです。一つの方法は適性検査というやつです。少なからず皆さんもそのような検査を受けたことがあるのではと思います。ネット上にも検索してみると様々な検査がみつかると思います。で、この検査の一般的な特徴として類型化されたその人のタイプが検査結果としてわかるようになっています。

 

このタイプ(自分の傾向、強み、弱み等をわかりやすいキャラクター名にしたものや向いていると思われる職種等)に分類する適性検査の結果は参考にされても、くれぐれもそれによって自分の可能性を極端に狭めないほうがよかろうと思います。

 

そもそも「あなたは営業職向きです」とか「開発者向きです」とか分類されてもそれだけではあまりにも大雑把すぎて実用的ではない(占いとしてみるならいいですけど)からです。なぜなら営業職にしても開発者にしても求められる要件は業界、組織、状況によって必ずしも同じとは言えないからです。また色々な資質の営業職や開発者がいた方がよい場合もあります。

 

私が今まで経験した(受けた)適性検査で「よくできているな~」というものは実に細かく資質(分類タイプではない)が分かれていてその資質がどのくらい強く(または弱く)私の傾向として見られるのかが数値として出てくるというものでした。自分でいうのもなんですけど、私ひとりの分析でかなりのコストと時間がかけられているように思われました。この結果は今でも見るのが嫌になるほど自分の弱点を丸裸にされていて(私の場合、すべての数値が低い!)目を通すたびに反省部屋状態です。はい。

 

今現在の自分がこの検査を受けるとどのような結果になるのか?それとも(多分)全く結果は変わらないだろうなと思いつつ、個人でこのような検査を受けることは実際ムリですよね。

 

なので自分の「クセ」を知ろうとするなら次の方法が現実的かと思います。

 

1)ネット上の適性監査を受けてみる(上記のとおりです。大まかな傾向を掴む目的)。

2)身近な人の指摘に耳を傾ける

3)自分と全くタイプが異なると思われる人(審判員)に学ぶ

 

2)は自分にとって耳が痛くなることを言ってくれる人に感謝しようってことです。私の場合は妻です。毎日厳しく自分の「クセ」について指摘されております。ありがたや、ありがたや。

 

3)は自分とは資質が異なる審判員(もしくは職場の同僚など)を観察して自分にはないと思われる資質に注意を向けまずは良い悪いとは別に、その資質が自分にあればどのような強みになるか具体的に考えてみることが役立ちます。ここでは決して自分の尺度(これもクセですね)だけで見ずに自分にない他の人の資質を否定的に捉えないことがとても大切です。

 

自分はしゃべることが得意(好き)と思う人は、聞き上手の(話すより人の話を聞く方が好きな)人を詳しく観察してみましょう。大雑把な人は正確で詳細な把握をする人の良さを、またその逆で大雑把な人の良さを自分なりに考えてみましょう。そうやって自分のクセ自体を直接的に捉えることは難しくても他の人を通じて自分を見つめ直すことができるはずです。

 

そもそも人が人を評価する尺度も(公の基準がある場合でもさえも)その人のクセによって変わります。自分の評価尺度を知るためにもそして自分を見つめ直すためにも、人(もしくは上司そしてインストラクターの方々)はなぜ自分が思っているようには自分を評価してくれないのか、素直に考えてみましょう。素直とはその評価のギャップを自分にとっての伸びしろと考えてみましょうということでもあります。

 

まあ、何よりもインストラクターの方に毎試合ごと評価いただけるというのは何にも代え難い財産となります。今思えば3級審判員目指しての実戦研修の時期は恵まれていたなあ~と思うわけです。

 

さて、そうやってクセを何となくでも把握できたら、大切なことはそれを自分の審判活動に活かすということです。ポイントは二つ。

 

① いつもと違うことをする。

② 補ってもらう。

 

①は例えばいつも以上に細かく試合前の打ち合わせをやってみる。例えば選手にいつも以上に話しかけてみる。例えば選手の表情をいつも以上に観察してみる。例えばいつも以上に次の展開を素早く具体的に考えてみる等々。

 

②は自分の資質で足りない部分があれば他の審判員の方の力も借りようってことです。本来、ひとりひとりが自分のクセを知るということのメリットはチームとしての力を最大限に発揮するためでもあるのですから。

 

うーん、話が現実に即してなくて抽象的になったことごめんなさい。

これも私のクセですね・・・。

 

蛇足ですけど、サッカー審判員の方全員に適性検査を受けていただきデータベース化してそのパフォーマンスとの相関関係を客観的に分析できたら面白いし、すごく参考になるだろな~と思います。どうか、ぜひどなたか実現して下さい!

 

では、I'll be back.