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ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

「ハピネス イズ 『ザ』 ウオーム ミソ スープ」 酷暑での副審の学び

いや~今日も暑かったですね。まるで外は太陽系第三惑星の表面だとは思えないほどの高温でした。

 

先週末は2日間とも社会人の方々の試合にて副審の任務。危険なほどに高温多湿の中以下の三つの学び(?)がありました。

 

① やはり基本はそして究極的にもサイドステップ

繰り返し書いていることですけど副審の最重要任務と言えるオフサイドの反則の監視においてフィールドに正対していることのメリットは計り知れませんよね。特に微妙な選手の動きや位置を監視するには自分の両目の正面にオフサイドラインをおいて見続けることが欠かせません。しかし、サイドステップが常に維持できないのは選手の動くスピード(ボールの場合もある)がもはやサイドステップでは追尾することが不可能な速度になって並走する必要がでてくるから・・・という至極当然な理由。または前半はサイドステップでオフサイドラインをキープ出来ていたのに後半疲労によりそのスピードでのサイドステップが出来なくなった・・・つまり持久力の問題ですね。

 

で、週末の試合ではこんな状況がありました。

1)FWの選手の一人が全力疾走でドリブルしながらボールをゴールへ向かって運んでいる。

2)DFの選手二人が並走して追いかけている。

3)その二人のDFの間をもうひとりのFWの選手が全力で並走してパスをもらう機会をうかがっている。

 

この場合、副審は微妙に変化するオフサイドラインをキープしながら正確に各選手およびボールの位置を「記憶し直し」判定に備える必要があります。微妙に変化するオフサイドラインとは「二人目」の守備側選手が最終ラインになっていることもあれば、次の瞬間にはボールが最終ラインになっている場合もあるのでその変化に応じて選手の位置の記憶を書き換え続ける必要があるということです。なんせオフサイドの反則の見極めは過去の位置関係と今の瞬間の事象を正確に照らし合わせる作業なわけですから。なのでこの「記憶の書き換え」を正確に行う最も良い方法はサイドステップによる監視です・・・あれ?話が回っている・・・。

 

 似たような事象として昨日のリオ・オリンピックにおける日本代表VSコロンビア代表の試合での浅野選手とDF陣の競り合いの動きであったような・・・。浅野選手がトップギアに入ると国際副審の方でもサイドステップで追尾することは不可能です。でも上記のような微妙な位置関係、例えば並走している味方の攻撃側選手がオフサイドライン(並走しているDF選手またはドリブルされているボール)より前方に出て走っていた(すなわちオフサイドポジションであった)のにオンサイドと判断したり・・・このようなトップスピード時の並走中の判定ってほんと難しいです。

 

なのでサイドステップのスピードの限界に挑む必要があります。まずどの程度のスピードならサイドステップは維持できるのか・・・たとえトップスピードになってもどのカテゴリー(もしくは選手のレベル)なら自分のサイドステップ走力で追尾できるのか・・・今より一つ二つ上のスピードで移動し続けられるサイドステップ力を磨きましょう。で、それを試合全体を通じて維持できる持久力を養いましょう。

 

筆者の経験上、特にシニアと一般的に呼ばれる年齢層に達したサッカー審判員であれば日常的な下半身筋トレと柔軟性の向上(特に足首の多方向への動きと可動域の拡大)が欠かせないように思います。

 

② 飲水タイム時のベンチコントロール

またかよ!の飲水時の事象について。当然週末も飲水タイム必須の天候。で自分はA1としてアウエーチームの前半の飲水タイムでの監視をしようとしたら・・・あれ?飲水ボトルがベンチエリアの境界線沿いにでてまへん。と思っていたら選手が発した言葉が「ボトルとりに行きたいのでフィールドから出ていいですか?」。そしてベンチに一人いる選手兼コーチ?の方が「人がいないもんで(ボトルを出すことが出来ませんので悪しからず)」。私は心の中で『あなたがいるじゃないの~事前に用意しておいてよ~』。

でここで質問です。私がとった行動は次のどれでしょう?

A: 選手がフィールドの外へ出るのを認めずベンチに残っている一人に速やかにボトルを並べるように指示した。

B:選手がフィールドの外へ出ることを認めてベンチに残っている一人に飲水タイムに向けて用意しておくようにお願いした。

C:選手がフィールドの外へ出ることを認め速やかに飲水させて、前半が終わった時点で本部(4th該当の運営本部担当の方)に後半に向けてのアシストをお願いした。

 

まあ、すぐに答えを言ってしまうとCだったわけです。Cが最善の策かと言うとすでに、上記のような事象を招いてしまっている時点でアウトなんですよね。つまり飲水タイムをスムースに進めるために必要な協力的なベンチワークのお願いを試合開始前に行えてなかったのが「敗因」なわけです。

 

Aにしてしまうと原則は守れても(大会規定であった)「飲水タイムはランニングタイムとする」ことは守れない(=大幅に試合時間をロスしてしまう)ことになりますし、選手やベンチとの不要な軋轢も生みかねません。Bも結果Aと同じことになりかねません。で、次善の策としてのCなわけです。ただフィールドの外へ出ることを黙認することは一方のチームに不公平感を生みかねないので仕方ないので認めるという意志を明確に示す必要があると思います。・・・で学びはスムースな飲水タイム進行には試合前のベンチ役員との確認合意が欠かせないという基本の巻きでした。

 

③ 熱中症対策の切り札は和食のど真ん中の「アレ」!

 

そして週末の試合のクライマックスは気温がピークになるであろう時間帯での2試合連続の任務。社会人の方といっても、カテゴリー的には自分の体力を使い切ることなくこなせる自信はあったものの、そこは恐るべし熱中症の魔の手。

 

この日はマイドリンクを持参することなく自販機から水とか塩分の含まれるドリンクを選んで飲んでいたのですけど・・・うん、なんかちょっと体に力が入らないような・・・とまあ何とか試合は無事に終了したのですけど・・・筋力を残しながらもちょっと脱水気味なのであります。いや水分は体に補給されていたのでしょうけど、この時多分塩分を含むミネラルは試合前からウォームアップも含む発汗でかなり失われていたように思われます。

 

過去自分で熱中症に注意すべしの記事を書きながら・・・このざまです。やはり経験って重要です。そして、この経験から得たことは・・・。まずこの日は遅めの朝食を栄養バランスも考えしっかりとったつもりでした。というのは会場入りしてキックオフまでの食事はとらないつもりだったので・・・。これがよくなかった、やはり会場入りしても走るのに邪魔にならない程度には食事すべしです。

 

そうして自宅に戻り夕食時に「美味い!身体が求めていた味だ!う~ん、細胞から失われていたものが砂漠に染み入る水ように行き渡る感じ~」と感動しながら頂いたのがカミさんが用意してくれていた暖かい味噌汁なのであります。しかも猛暑の季節にはこれ以外にないのでは?と思わせる最高の食材がその味噌汁の具なのでありました。

 

その食材とはモロヘイヤ。筆者の大好物であります。実家では父親が趣味の野菜づくりでモロヘイヤを栽培していることもあり、茹でたものをサラダ代わりに食べたいだけ食べます。ネバネバが効きます。納豆と和えるとか、梅肉と和えるとか、もう最高の夏の食材ですね。

 

というわけで試合前にこそ温かな味噌汁で熱中症対策です。モロヘイヤ入りなら完璧。胃にもたれることなく、あなたをサポートしてくれるでしょう。ってモロヘイヤ協会(あるのかどうか?)の回し者ではあ~りません。

 

それにしてもその土地で食べ続けられた食はやはりその土地の気候風土にあったものになっているのですね。味噌汁万歳!

(追記:よくよく考えればモロヘイヤは北アフリカ原産の野菜。その食材を身体が欲しているということは・・・う~んそれだけ地球温暖化の影響で日本の気候が変わってしまっているということでしょうか・・・)

 

では、I'll be back.