ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

「サッカー審判やって凹んだら」2!

サッカー審判やって凹んだら」っていう記事を今から3年半ほど前に書きました。

 

あれから私も進化して・・・とはなってないのですね。それどころかいつも書くように下手になっているのでは~と毎回審判業務終わる度に落ち込む次第です。なので、上記の記事を読みなおし自分で自分を励ます状態です。

 

さてこの「凹む」という状態、副審を担当したときよりも主審担当のときのほうが凹む頻度も凹みの深さも大きいように思います。

 

それは主審と副審の:

 

1)職権

2)任務範囲

3)注目度

 

の違いからくるものだと思います。

 

1)についていえば副審は判断はできても決定は主審の権限です。

2)は言わずもがな主審の担当範囲は副審より広いですね。ある意味全てを担当するのが主審なので「一人審判」も成り立つわけです。

3)も言わずもがなですね。とにかく選手、ベンチ、観客の視線は(時には非難は)フィールドの中にただ一人いる審判員としての主審に集中して注がれます。

 

これ逆に考えると副審を担当することの多い自分としてはある意味最終的な責任は主審がとるのだから「気楽に」試合に臨めるということにもなりかねません。

 

正直に言うと、そのような面も否定できません。

 

しかしこれでは審判員としての進歩はなくなりますね。「ノーリスク、ノーゲイン」です。より責任やプレッシャーがかかる位置に身をおいてこそ人は成長できるという真理なわけです。

 

ただこのようなカッコいいことでは決してなく、私のレベルで凹む原因の多くは「差し違え」や「ファウルの見落とし」など極めてレベルの低い自分の技術のなさにあります。ただここが重要なのですけど、それは技術もありますけど多くの場合はメンタルに起因します。つまり:

 

1)責任をとる覚悟が出来ていないのでつい「無難に」収めようとする。

2)結局は自分が決定(判断)すべき時でも副審(主審)まかせになる。

3)または選手の様子をみて決めようとしてかえって信頼を失うジャッジングを行う。

 

というよな状況です。

 

これはいけません。やはりメンタルって重要です。

 

企業経営で言えば主審は経営トップで副審はそれ以外の社員に例えることもできるかと思います。トップは社員から様々な判断材料を受け取りながら、最後には決定しなければなりません。一方で社員もそれぞれの立場で判断することで、よりよい決定がなされるように経営トップにシグナルを伝える必要があります。なので上下関係はあるかもしれませんけど、それぞれの立場でリスクをとりチャレンジすることで(革新であろうと現状維持であろうと)責任を果たします。

 

主審と副審も同じですね。

 

「責任回避」せず正面から向き合います!

 

では、I'll be back.