ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

サッカー審判員と選手の間には深くて暗い 川がある・・・?

あっという間に新年です。

 

2017年の記事数過去最少の28でした。今年はまずこの記事数を早く超えたい・・・というのが年頭の抱負でございます。

 

さて今年初めの記事は「埋まるのか審判員と選手の溝」と題して判定と異議の「あるある」です。あくまで明らかに審判員のジャッジは正しいのに選手に「エェぇえええええ」と言われてしまう極私的ケース、トップ3!であります。

 

第3位

競技規則には「肩と肩との接触による競り合いは正当なフットボールコンタクトと認められている」・・・とは明記されておりません。おりませんけどいわゆる「shoulder to shoulder」によるチャージは「ズルくなく危なくない(=つまりファウルではない)」コンタクトとして了解されております。実際肩を肩で押されても、その接触自体は身体を痛めるようなものとは成り得ません(派生的な結果は別として)。ただ体力差等によって転倒する場合が多々あり一見ファウルのようにも見えます(本日の全国高等学校サッカー選手権大会でも見られたプレー)。ただ選手は分かっているのでこの場合でも異議は稀。ではなぜ3位かというと、シニアの方などですとチャージされた側も激しく転倒して「ファウルだろよ!」の声も上がります。またあくまで肩を肩でが要件なので肩のように見えて背中の一部とか肩のように見えて腕も使って押していた場合に「不用意」以上なら「ピィー!」ですね。そうこの場合「ショルダーチャージ」を主張してもそうなっていない「危険なチャージ」であるとちゃんと主審が判断したのに・・・審判員と選手の間に川が流れることも、ままあるわけです、

 

第2位

スローインは何度も記事にしているように「ボールがフィールドを出た地点」から投げ入れなければならないのですけど、いくら投入ポイントを事前に指示しても、それを無視するがごとくに間違った位置から投げ入れたら「ピィー!」です(指示を無視したかどうかは全く違反の要件ではございません)。指示したのに間違った位置からスローインしようとしたら、そのまま続けさせて違反の笛を吹けばいいという考え方もありますでしょうけど、アウトオブプレーからの再開でボールの所有権が移るという状況は決して誰から見ても魅力的なプレーではないですよね。避けられるものは避けて滑らかなゲーム進行を心掛けたいものです。そのマネジメントは主審だけで出来るわけではなく副審との連携プレーが不可欠です。ただし、審判団が万全尽くしてそれでも間違った位置からスローインされたら迷いなく笛を。

 

第1位

オフサイドオフサイド!!」との守備側選手たちの声の中・・・「はいはい完全にオンサイドですよ」と思わず心の中でつぶやくことがゲーム中に1,2度あることもしばしば。

 

完全にFWの選手が守備側最終ラインの裏をとって抜け出したときに上記のような声がよく起こります。そのFWの選手は「パスを受け取った瞬間に」明らかにオフサイドポジションだっただけのことです。ここで再度競技規則を読み直してください。オフサイドの反則の必須要件は:

 

「ボールが味方競技者によってプレーされたか触られた瞬間にオフサイドポジションにいる」

 

:ということです。

 

「ボールに触れた瞬間にオフサイドポジションにいる」ということではないですからね~。

 

とまあ、もうちょっと共感を得られるベスト3もあったかな~と思いつつの2018年の第一弾記事でした。本年もご愛読よろしくお願い申し上げます。

 

では、I'll be back.