オフサイド - 副審の目と耳
前回のおさらい。
オフサイドの判定の為には監視ポイントが4つ:
①攻撃選手のポジション
②ボールが誰からでたのか
③ボールがどのようにでたのか
④ボールにいつ触れられたのか
で④の見極めです。
これには視覚と聴覚の使い方が重要です。
副審はオフサイドラインの動きに合わせて攻撃側選手がオフサイドポジションなのかオンサイドポジションなのかを監視しながらボールの出どころも見る。あたりまえです。
そこでこれをカメラに例えると:
1)オフサイドライン上にいる攻撃選手にピントがあった状態。フィールドの向こう側ならズームインの状態。
2)一方で攻撃側選手が明らかにオフサイドポジションもしくはオンサイドポジションなら、攻撃側選手だけにピントは絞り込まず全体を視野にいれているパンフォーカス状態。
となる感じです。
で、2)なら極端にいえばボールの出どころやタイミングが視野に入ってなくても、オフサイドの反則かどうかは容易に見極めがつきます。(我が小学生チームはこのレベル。審判楽させるなよな~)
でで、1)の場合ですと攻撃選手の動き(位置)を見極めることに意識がどうしてもいくわけなのでここで聴覚ーつまりボールが蹴られた(触られた)音を聞くわけです。
聞こえます。どんなに応援の声がしていてもボールの音が聞こえます。
(でも満員のスタジアムでも聞こえるのか?うーん。)
さて、今回カメラに例えた副審の目。でも人間の目はカメラより広角に見ることができます。あくまでオフサイド監視時の意識の持ち方の参考としていただければと。
目と耳。それは意識しないと見えなかったり聞こえなかったりする「道具」ということです。耳と目を自在にフォーカスさせてみてください。
では、I'll be back.