サッカー審判 「スゴイミニ」とは? - 前編
さて「試合前の自分との打ち合わせ」です。
まあ、要は自分が普段見落としがちなことや、やるべきことで忘れてしまいがちなことを試合前に確認して頭に叩き込んで置くということです。これだけ。
で、その方法として自分だけの確認マニュアルを作っておきます。マニュアルの作成方法を簡単に書くと:
1)審判を務めるにあたってのテーマ(ここではいうテーマとは「審判間でのアイコンタクト」とか「審判の適切なポジション」とか自分で技能を磨き達成したい課題というような意味です)を設定。
2)テーマごとに実施すべき項目をリストアップ。
3)でその項目の頭文字を並べてひとつの言葉にする。それによって試合中いつでも記憶の引き出しから引き出せるようにする。
この頭文字をとった言葉はなるべく「変な言葉」にしたほうが忘れなくて(思い出しやすくて)いいでしょう。
で、今日の言葉が「スゴイミニ」。どんなイメージを持たれたかは皆様におまかせなわけで、肝心なのは自分が試合中に忘れずに引き出せるようにカスタマイズしておくということです。ですからマニュアルといっても基本作った本人にしか役立たなくてもOK。とくに自分が弱いテーマ(=十分に達成できていないこと=完璧に身についてない審判技能)に焦点当てるわけですから各自マニュアルのレベルや内容が異なっていて当然です。
では「スゴイミニ」とは?
これは3級審判員になるための実技研修でも再三インストラクターの方々から指摘を受けたアイコンタクトのためのマニュアルです。
アイコンタクトは一人では成立しないので自分との打ち合わせではダメじゃないの?と思われるかもしれません。ごもっとも。でも自分がまず積極的に行うことが重要ですし、特に主審を務めていると副審の方は積極的に向こうからアイコンタクトとろうとしていのに主審である自分が忘れていた、なんてことがあります。(実技研修でもこのパターンが多かったです)
そこで、アイコンタクトが特に重要な局面での実施すべきアイコンタクト項目の頭文字で作ったのが「スゴイミニ」です。
スゴイミニ。いずれも副審(主審)とのアイコンタクトを行うポイントとして:
ス = スローインの判定時。
ゴ = ゴールラインをボールが割った時。
イ = ゴールインした(かと思われる)時。
二 = キックオフ時。選手交代時。
最後の「ミニ」はなぜミニなのか?などなど 各項目の要点はまた明日。
では、I'll be back.