ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

人命よりルール順守?ルール順守なのに警告?そしてコーナーキックに我思う(前編)。

いきなり物騒なタイトルで失礼します。

 

本日、こんなことがありました。

 

長男が大学入学式用の靴を購入するというので一緒に品定めしてやろうと待ち合わせの場所に向かおうと列車に乗ろうとした時のこと。一人の御老人が電車に乗ろうともせず、隣にいる人に何か言いながら列車の扉を指している。隣にいた女性、娘さんかなと思ったらどうやら、御老人、足が思うように動かせず杖をたよりに列車に乗り込むのをたまたま居合わせたその女性に手伝ってほしい様子なのです。

 

隣にいた女性に支えられながら御老人が列車の入り口に近づき、二人の片足がようやく列車の中に入ったとき、あろうことか!列車の扉が閉じられて二人ともドアに挟まれました。こりゃ危ないと私は扉に腕を挟みいれて、再び開いた扉の間に自分の身体を入れて、ドアの操作をしているはずの最後尾を睨みつけながら『閉めるなよー!』と念を送り、ようやく御老人を無事列車に乗せたのでした。

 

御老人が若者に席を譲ってもらって座った後、ちょっとした怒りとともに今起こった出来事を思い返していました。列車が定時に出発できなくなることを焦った車掌が扉を閉めたのか?駆け込み乗車と思い閉めたのか?見えてなかったので閉めたのか?いずれにしても運行会社の名前はイニシャルにして正式名称は伏せておきますけど「安全より運行ルール優先かよ!(見えてなかったらもっと問題だ!)JR!!」と心の中で叫びました。

 

で、しばらくして冷静に考えると、これって未然に防げなかったのかな?という気持ちも湧いてきました。

 

例えば、車いすに乗っている方を補助するときは、停車時間をしっかりとって列車に無事その方が乗れたことを駅の担当者と車掌の間で確認してから(そうまるで主審と副審のアイコンタクトやシグナルによるコミュニケーションのように)列車の扉を閉めて発車させるはずですよね。

 

定刻運行というルール。乗客の安全。予期しない状況。どのようにJRの人達は事象を把握し判断し行動すべきだったのでしょうか?企業論理と顧客優先は両立しないのか?

 

等々、これがどのようにサッカー審判員の話と関係あるのか、著者も曖昧なまま後編へ。

 

では、I'll be back.