「ハンドにすべきか。すべきでないか。それが問題だ。」パート2
本日は、先週に引き続き自チーム中学年の練習試合での帯同審判にて3試合主審を務めました。
いろいろと気付きがありましたけど、本日のタイトルであるハンドの反則をとってPKを宣告した場面がありました。蹴られたボールと手の距離だけ見ると「ちょっと厳しいかな~」と思いましたけど、「予期していないボール」とは言えないという判断で笛を吹いたわけです。ちなみに「手が不必要な位置にあった」わけではないです。
さて、そのようなわけで、ハンドのガイドラインを見直していたら、かつーさんの記事を拝見させていただき、(こちら→「2015明治安田生命J1リーグ2nd第8節 松本@柏 : とりあえず」)ハンドの見極めのガイドラインの条文が「手または腕が不必要な位置にある場合は反則である」から「手や腕の位置だけで、反則とはみなさない」に変わったことを知りました。
うーん、競技規則やガイドラインって変わったところは条文の左側に線が引かれているものだとばかり、思ってましたけど日本語訳が変更された場合は必ずしもそうではないのですね。
さてこの「手または腕が不必要な位置にある場合は反則である」という日本語訳が英文のガイドラインと照らし合わせると不思議な訳文になっていることは2013年に書いたこちらの記事で指摘させていただきました→「 「ハンドにすべきか。すべきでないか。それが問題だ。」後編 」。(ちょっと自慢・・・って英文読めば誰でもわかりますね。失礼しました。m(_ _)m)
詳しくはこの過去記事を読んでいただきたいのですけど、この時私は「手または腕が不必要な位置にある場合は反則である」という訳文が「実はこの一節も罪作りな表現です。」と書きました。ですので今回の日本語訳変更はとても良いことだと思います。
(ただ、ガイドラインそのものに踏み込み見極めにもっと役立つ表現に見直すべきとの主張は当時のままですけど)
あと上記のかつーさんの記事にある飯田選手のケースで私が主審だったら・・・120%笛を吹きますね(笑)。次の展開を考えたら、あれが「予期しないボール(unexpected ball)」と言えるかどうか・・・。
それにしても本日、親子で審判務めてくれた我がチームのOさんから「新しい競技規則って結構文章変わったんですよね」って言われ「うん?そうでもないですよ」っていいかげんな返事をした私は反省しきりでございます。ごめんなさいOさん、こんど二人で勉強しましょうね(って勉強必要なのは私ですねm(_ _)m)。
では、I'll be back.