準備に勝る天才はなし・・・のはず。
いきなりですけど、ディベートってありますよね。
私も遠い昔に大会に出場した経験がありますけど、これまさに「知的格闘技」というところがあります。ここでは詳細は書きませんけど(忘れてしまったことの、言い訳でもあります)ディベートにも、まさに「競技規則」がありますので知的スポーツであるわけです(やっていた私が「知的」と主張しているわけではあ~りません!念のため・・・)。
私の場合、無謀にも英語でディベートしていたこともあり、当然ながら事前に準備、つまり原稿を書くとか、いわゆる「エビデンス・カード」(主張の根拠となるデータや事実をまとめたもので、大抵は文献からの引用ですね)を作るということにかなりの時間を費やしていました。というか、英語でやるのですから準備してないと喋れないということですね。一度、全米大学生ディベート大会のチャンピオンのお二人が来日して日本代表とのエキシビションマッチを我が母校でやることになったので観覧する機会がありました。後でそのお二人に話を聞いてみると(居酒屋で!)、全く準備してなかったので(即興だったので)やはり難しかったというようなことを言ってました。
これとは逆のエピソードで、同じ大学の先輩でディベートの(英語も)達人の方がいて、ビジネスマンとなったある日、これまたアメリカからやってきた交渉相手を迎えるにあたり、準備に準備を重ねて臨んだら休暇明けで気楽にやってきただろう相手をたじたじにさせた(まあビジネス交渉はディベートではないですけど)ということを聞きました。
まあ、何が言いたいかというとやはり準備は大切ということですね。とくに、経験が足りない、自分の技術にまだまだ自信がもてないならなおさらですね。
というわけで、私も出来る限り準備して審判に臨むようにしてます(といいつつ、準備不足が露呈する場合も多々ありますけど・・・)。
さて、ここでいう準備とは試合が始まる直前まで、というよりいわゆるマッチミーティングが始まるまでに何をすべきかということです。で、普段私が担当させてもらう試合ではマッチミーティングなどないことがほとんどです。なので、より準備が大切です。
では準備とは何か(うーん回っている)というと:
① 全体が把握できている(審判員として知っておくべきことがすべて分かっている)
② 把握したことが他の審判員、本部、両ベンチ役員との共通認識になっている
ということです。
①は例えばローカルルールはあるのか、ないのか?とか、セレモニーについての取り決めは?全体のスケジュールは事前に決めた通りなのか、変更があるのか?(キックオフ時間等)フィールドの状況は?ボールは?等々です。
②は①で把握したことが審判員チームで共通の理解になっているか?とか、ベンチ役員と齟齬が生じトラブルになることを未然に防止したり等々です。
この辺、偉そうに言いながら私もまだまだ経験が足りないので、皆さまからインプットを頂きながら今後ご紹介していければと思います。
とにかく試合中だけでなく試合前から、いや会場入り前からすでに審判員業務は始まっている!ということだけお伝えしたの巻でした。
では、I'll be back.