ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

スローイン - あなたの笛が子供たちの将来を左右する

久しぶりに4種の主審を務めました。

中学年のカテゴリーに特に注意が必要な点を念頭に臨んだのですけど、いつものように終わってみれば反省しきり。

 

それらの注意点とは:

 

①手を使ったファウル

スローインの進め方

③主審としての動き位置取り

 

などです。

 

①についてはこのカテゴリーですと競り合いの中で悪意なく手を使ってしまうことが頻繁に見られます。「あそこも笛吹くべきだったな」と思うプレーもあったので反省。とにかく最初の手のファウルを見逃さず笛を吹くことです。そうして選手にもベンチにも「主審は手のファウルをちゃんと見てとっているんだな」と印象付けることです。

 

さて②が本日のお題なので最後に。

 

③については今日は自己採点としては落第です。フィールドの狭さを意識し過ぎて巻き込まれることを恐れて動き出しが遅く、位置取りも極めて限定的になりました。今日の反省点は「フィールドが狭いのだからこそ、大きくフィールドを使うべき」ということです。基本のキである対角線審判法、つまり外側から回り込む動きと串刺しにならない位置取りが出来ていませんでした。

 

さて②です。いつも注意しているのは「ボールがフィールドを出た地点から」ボールを投げさせるというマネジメントです。なので副審の方々とも協力しながら位置をスームーズかつ細かく指定します。小学生中学年までなら悪意をもって位置を自分の有利なように変えることはほとんどないでしょう。逆にボールが転がった方向のまま、自分にとって不利な(相手ゴールから遠い)位置からスローインしようとすることもしばしばあります。ただでさえフィールドが狭く、キック力もまだ強くないわけなので位置をどちらの有利不利にもならないようマネジメントしましょう。

 

さていよいよ本日のお題は「頭の後方から頭上を通して」という進め方のマネジメントです。私はこのマネジメントが正直苦手で、どうしても甘くなってしまいます。今日も怪しい投げ方を(一定の基準は保ちながらも)「許容」しました。しかしこれはダメなマネジメント、いやもっと言えば子供たちのサッカー人生に悪い影響を与えるマネジメントと言っても過言ではありません。

 

本日の試合でも正しい投げ方が身についておらず「頭の後方から」ではなくいきなり「頭上から」投げている子供たちが多かったのです。ここは審判員が「育成員」にもなるべきポイントで、最初にこのような投げ方を見たらすかさず笛を吹くべきなのです。それによってスローインをした子にも周りの子供たちにも正しい投げ方を伝えることが出来ます。一番大事な時期に甘い判定は禁物ということです。

 

本日もまた「反省部屋」からしばらく出られそうにもありません。

 

では、I'll be back.