ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

サッカー審判員のリストラ

気付けば前回の記事から1か月以上経ちました。先々月に体調管理ができておらず珍しく発熱したこともあり、実戦の数も少なめに抑えておりました。それでも数少ない試合を通じていつになく考えらさせられることが多かったです。

 

今まで色々なことについて書いてきたものの次の問いには答えが出せずにいます。

 

① 自分のような下手な審判員は何をなすべきか?

② とうにシニアと呼ばれ始める時期は通過して今後審判員としてどのようにあるべきか?

 

①についていえば何をもって「下手」というかは追々書くとして、やはりこの問題は避けて通れないし、単なる精神論や経験の積み重ねだけでは解決(改善)できないように思えるわけです。

 

下手、上手いで言えばサッカー審判員は以下の4種類に分類できるかもしれません。

 

 1)モチベーションも高くサッカー審判員としても上手い

 2)モチベーションは低いけどサッカー審判員として上手い。

 3)モチベーションは高いけどサッカー審判員として下手。

 4)モチベーションも低くサッカー審判員として下手。

 

上級への昇級を目指し続けるなら1)であるべきです。では4)のような場合サッカー審判員になってはダメだとしたら・・・単純に審判員の人数が足りなくなってしまうでしょう(特に4種以下のカテゴリーにおいて)。2)は才能に恵まれているということですね。年齢が若ければ若いほど将来へ向けてのポテンシャル人材と言えるかもしれません。でも2)の人達は加齢するほど4)に向かっていくことになるようにも思います。さて私自身はどこに属しているかと言えば3)であったはずですけど・・・このままいくと4)になってしまう恐れがあります。モチベーションとは好きとか楽しいという感情であると言えます。ただ「下手の横好き」という趣味の範疇とは異なり、大なり小なりのプレーシャーと他者からの評価が常について回るサッカー審判員は「下手な」ままですとやがてモチベーションも低下していく・・・まさに今の私のように。

 

記事を書くことは蘊蓄を語るのと同義です。「(他人に)蘊蓄は聴かせるけど(自分は)下手な審判員である」というのでは説得力にも欠けます。蘊蓄を語ることで上手くなることは決してありません。それを数年続けても同じことです。何かについて上手くなるには具体的な気付きと行動が必要です。そして上達は徐々にゆっくりとではなく急激な上昇曲線となって現れるものです。その曲線の上昇率はすべての物事の習得と同じように若い人ほど高いように思います。

 

いくら競技規則について語っても(ちなみに私は規則至上の原理主義者ではあ~りません。メチャクチャ大雑把なことは記事を読んで頂けると分かると思います)自分が経験から得たことを語っても(明らかに審判員としての「場数」も足りません)それがサッカー審判員として下手な私が上手くなっていくことには繋がりません。それでも語るとしたら・・・それは上記②に繋がっていくことになるのかもしれません。

 

で①の問いにもどるわけです。「何をなすべきか?」これに対する答えは禅問答のようですけど「何か」をやることでしか得られないではと思うわけです。なので、これから数か月(もしくは1年)で「上手くなりたい!」ので「何か」やってそれについて書きます。

 

でも「今さら」っていう気持ちも正直あります。弱気にもなります。

 

そこで②について。サッカー審判員でもサラリーマンでもJリーグプレーヤーでも加齢を重ねると実労働の年数はどんどん少なくなります。これは誰にとっても避けられません。また体力や気力も落ちてきます。その逆に変なプライドや虚栄心は大きくなっていく人が多いようにも思います(まさに私自身!)。そうすると「下手」(=「仕事が出来ない」)なのに「威張る」(=職位や権限や勤務期間にすがる)という周りに悪影響を与える存在になっていくのかもしれません。

 

なのでどんな組織においても若手により多くの機会を与えお金も時間も投資することは間違っていないと言えます。いやそうしないと組織は衰退していくことでしょう。サッカー審判員もそうです。より若い人(高校生や大学生)のモチベーションが高まるシステムにすべきですし若い人たちがより上級へ早めに移行できるようにサポートすべきでしょう。

 

その上での、自分自身が「リストラ対象」であるという前提での、②の問いかけです。

 

またまた長くなりましたけど、これから書くことがサッカー審判員として「上手く」なりたいすべての方々にとって爪の先ほどの気づきになればいいな~と思ってます・・・なんて、これまた虚栄心ですね。素直になれなくて・・・まずは自分が上手くなりたいのです!

 

では、I'll be back.