ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

サッカー主審の「動体視力」の本当の意味

「 サッカー審判員の身体「矯正」 」でお伝えしながらも審判業務が雨などでキャンセルとなり「コンタクトレンズ・デビュー」がなかなか果たせなかったのですけど、GW中にようやくその機会が訪れました。
 「 サッカー審判員の身体「矯正」 」でお伝えしながらも審判業務が雨などでキャンセルとなり「コンタクトレンズ・デビュー」がなかなか果たせなかったのですけど、GW中にようやくその機会が訪れました。

 

晴天にも恵まれ文字通り視界良好。いや~その効果は絶大です、って審判ぶりが上手くなったかどうかは別にしてはっきりと見えるというのは自信にもつながります。特に選手番号が離れていてもくっきりと見えると個々の選手の区別も容易で、いいこと尽くしです。シニアの審判仲間とも愚痴ったのですけどナイターなんかの場合は乱視+老眼の身には厳しい視認環境でした。もっと早くコンタクト作ればよかったな~(ただ装着はまだ手馴れてなくて時間+無駄にしたレンズがモッタイナイ状態です)。

 

さてデビュー戦では主審+副審を務めました。主審の時、ホールディングに対して2回ほど笛を吹きました。この時も体を押さえ付けた瞬間がはっきりと見えて、「スッキリ」?という感じです。

 

で、今回意識してチャレンジしたことは、よりよいポジションを求めての動きです。自分のことを棚に上げて他人の棚卸となりますけど、4級の方々を見ていて気になったことがいくつかあります。それは:

 

1)ボール(プレー)から遠い。

2)動き出しが遅い。

3)静止している。

 

の三つです。

 

今回特に自分も意識したのは「止まっている状態を作らない」ということです。もちろん人間は動いていない状況の方が安定した視力を得られます。ただプレーは常に動いているので主審が静止していることは必ずベストな視野や視角から(そしてもちろん視覚距離から)ズレが起こり得ることを意味します。なので最初のうちは1秒たりとも静止した状態を作らない(=常に動く)ことを実践してみてください。

 

もちろんそれは闇雲に走り回っているということではなく:

 

①ジョグ

②ウォーキング

③サイドステップ

 

を必ず織り交ぜるようにしてください。これで1段も2段もステップアップできますよ。もちろん「何を見るか」の目的が明確になっていることが1番重要であり動くことは主審にとっては目的ではなく手段に過ぎません。ただ、あまり最初は難しく考えず「常に動く」ことの実践です(そのスタミナは必須ですよ!)。

 

ちなみに動くときの意識付けとして重要なのが「角度」です。これ自分も課題なんですけど、プレーを監視するためのよりよい角度を求めて動くことです。競技者の重なりや串刺しになることでの死角をなるべく作らない(100%は無理でも)ようにしてみてください。

 

さて、ここで書かれていることを確かめるためにもJリーグなどでの主審の方々の動きをじっくり観察してみてください。とても参考になりますよ。

 

そしたら、あとはお互い実戦で切磋琢磨です。

 

では、I'll be back.