主審のポジショニング - 次の争点にあなたはいる!(前編)
さて今回はいつになく散文調で書いていきます。ですので、何か体系的に役に立つことが得られるとは期待しないでください。って常にそのように書いてますので、そもそもいつもとかわらぬ調子がさらに何時に増しても書き散らかしたようになってるってことです。
特に主審の動きやポジションについて書くのですからなおさら、体系的に書くなんてことは難しい。ただ書き手として期待することは、次の試合でのヒントや「ちょっと試してみよう」っていうきっかけにして頂ければ、これ幸いってところでしょうか。
例えば競技規則の付録にある対角線式審判法の説明文。その冒頭に:
「対角線式審判法の基本理念は、主審と副審でプレーを監視することである。さらに主審にはゲームの展開状況に応じて、適切なポジションをとることが求められる。」
とあります。
なので、この基本理念から言えば合理的には「プレーを主審と副審で挟んで、異なる角度から監視することにより、より正しい判定を行うことができる。」わけですけど:
仮に主審が副審が監視しているハーフ内でゴールに向かって自分の右手側のタッチライン上(つまりA1ならA1がポジションしているタッチラインの延長線上でかつA1が監視しているハーフ内ってことです。図だと直ぐにご理解いただけるかと。)に位置して副審に背を向けているような状況
をご想像ください。
上記の基本理念からいうと著しく合理性に欠けるポジショニングです。
ただ、このポジションにいることが絶対ダメというわけではありません。何せ主審の動きは「ゲームの展開状況に応じて、適切なポジションをとる」ことを求められているわけで、絶対に正しい位置などは存在しないといえます。つまり:
絶対に正しいポジションはない ≒ 絶対に間違っているポジションはない
ということなわけですから。
でも、これだと何でもありってことになり、それは筆者の意図ではないので今回は多岐にわたるであろう主審のポジショニングの一部について書いてみたいと思います。
で、それを「ゲームの展開状況に応じて」という文脈の中で探ってみると、ポイントは次の三つ。
①選手の動き
②ボールの動き
③争点
この三つのポイントから「適切なポジション」について考えます。
というわけで?次回に続く。
では、I'll be back.