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ターミネーター3級審判員の反省部屋

パブリックプレッシャーを感じながら今日も走る。サッカー3級審判員の"I'll be back!"な毎日

手のファールを見逃がすのは未来を潰すのと同じ

ここでいう「手のファール」とはハンドやストライキングではなく、直接フリーキックとなる10項目のうちの:

●相手競技者を押す = プッシング

●相手競技者を押さえる = ホールディング

をさします。(ただしプッシングもホールディングも必ずしも手だけとは限りません。)

 

この手のファールがとれていないということを3級の実技研修では一番多くインストラクターの方から指摘されました。そして小学生の試合なんかで審判を務める方がとりきれていないのも手のファールですね。自分も主審を務めていて「今日は流してましたね」といわれると「あっ、(手のファールが)やっぱりとりきれていなかったんだと」反省します。

これ、なぜとれないかというと、次のような理由が考えられます。

①どうしても足元に目線が集中してしまう。

②競技者が大きく転ぶような結果にならないので事象をファールと捉えられない。

③ファールされた競技者のプレーに影響がでた=ファールの可能性、という認識がない。

 

いずれにしても、これは慣れの問題で、積極的に「手のファール」を意識して見ようとすればやがてファールをとれるようになります。

でも一番大事なのは手のファールを(特に小学生のステージにおいて)見逃すことはその選手の将来の可能性を審判員が潰しているという認識をもつことです。

競り合いで後ろから相手競技者の背中を押す、相手の身体に手をかけて押さえる。いずれも小学生の試合中によく見られます。つい手が出てしまうのでしょう。で、多くは無意識に行う、つまり「癖」になります。で、プレーの一部になるんですね。やがて手を使うことと正当なフットボールコンタクトとの区別がつかなくなります。

そうして手のファールがプレーの一部になった競技者が中学生、高校生になって厳しく手のファールをとられるようになります。だんだん思うようなプレーができず、やがて沈んでいく。これはほんとうに罪なことです。もちろんコーチや監督、そして本人の意識が重要です。でもやはり、手のファールがいかにプレーヤーとしての可能性を萎ませてしまうかは審判員が「流さず」きっちりファールとしてとることで、(偉そうに言えば)教育してあげることができると思います。

高校生の審判やっての経験知からすると強いチームほど手のファールはしないです。

未来の偉大なサッカープレーヤーの育成に少しでも役立てる - これはサッカー審判員とくに年少の審判員を務めることの一番大きなやりがいでもあります。

手のファールをこれから少しでも意識してみてください。

(ホールディングなど個別の事象についてはあらためて書きたいと思います)

では、I'll be back.